旬をお届け 今月の成田山 ひとこと説法「今月のひとこと説法」
江戸出開帳

今月のひとこと説法

初詣堵列の中を上堂す 松田空如

1月1日午前零時、新年を告げる梵鐘を合図に初詣を待つ人波が一斉に大本堂へ向かいます。元日の昼になると人出はさらに多くなり、境内は参詣者で埋めつくされます。
冒頭の句は、成田山中興第十九世松田照應貫首の作で、護摩導師として境内の人垣を縫って大本堂に上堂するご自身の様子を詠まれたものです。
初詣は、大晦日から元旦の朝まで神社に籠もる「年籠り(としごもり)」の風習が起源とされます。これが次第に変化し、江戸時代には、その年の縁起の良い方角にある寺社をおまいりする「恵方詣(えほうまいり)」となりました。現在のような初詣になったのは交通網が発達しはじめた明治の中頃からといいます。
一般的には年明け最初の参詣を初詣と呼びますが、成田山では1月28日の初不動までを初詣として、その間は大注連縄(おおしめなわ)が飾られます。大本堂での新春大護摩祈祷をはじめ、諸堂での厄除御祓や交通安全祈祷が行われ、全国各地の講中や団体参拝団などが来山し、多くの参詣者で賑わいます。
一年の御加護を願う初詣の祈りは、清く尊いものです。御本尊不動明王に自らの決意を誓うならば、より堅固なものとなり必ず成し遂げられることでしょう。
(2018年1月1日)

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