旬をお届け 今月の成田山 ひとこと説法「今月のひとこと説法」
江戸出開帳

今月のひとこと説法

夜空に大輪の花が咲く花火大会の時節です。数万発が打ち上げられることも珍しくない現代の花火大会。使用する花火は今も昔も職人達の手作りによって支えられています。携わる職人達には数万発を準備する労力もさる事ながら、約2ヶ月を要するという「尺玉」という約30センチ以上の花火の製作には相当な根気が求められます。そして数ヶ月掛かりの花火でも一度打ち上げてしまえば、元の暗闇に戻るまで僅か5秒程。ともすれば見逃してしまうほどの時間です。それでも打ち上げられる花火を何千、何万という人が楽しみに待つ姿を想うからこそ職人は丹誠を尽くすのでしょう。
自らの務めに真摯に向き合うことが誰かの喜びに繋がり、誰かを思いやる心が糧となり自らの務めに精が出る。その心は菩薩の実践行の一つ、利他行に通じる心です。
今年もまた夏の夜空に艶やかな利他の花が咲きます。
(2017年8月1日)

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